前回の記事では血統を父中心で考察しました。今回はラップ(レースのペース配分)について考えていきたいと思います。
ラップというのはスタートしてから200mごとのタイムのことでこのラップによって切れ味勝負や長くていい脚を使ったほうが有利など大きい予想のファクターになっていると言われています。
競馬のレースは基本的に毎年同じ銘柄のレースはほぼ同じラップを刻むようになっています。
これは不思議なのですがデータが数字としてしっかり残っているのでその通りなんですよね。
しかし同じ競馬場、同じ条件でもラップはレースの銘柄によって変わってくるものもあります。例えば弥生賞と皐月賞、これらのレースは中山芝2000mで行われますがレースラップに関しては全然違うレースになります。
2016弥生賞
2016皐月賞
(KLANより抜粋)
上図のように弥生賞では途中で13.0のラップを刻む時がありここで一息入りラスト400mでの切れ味勝負になっています。
対する皐月賞では道中で一番遅くても12.5のラップでグラフを見てみるとわかるのですが山なりになるところが無くて途中で息が入らない展開になるのですよね。これは弥生賞はトライアル、皐月賞は本番ですべての馬が勝ちにきているということもありこういった厳しい流れになっているのかなと思います。
こういったデータがあるので弥生賞の結果は皐月賞には直結しないと言われているのですね。今年はマカヒキが2着でしたがやはり勝てませんでした。
ということで昨年のプリンシパルSのラップを見てみましょう。
【過去5年】
【2016】
(KLANより抜粋)
プリンシパルSは東京芝2000mで行われますがスタート後は流れますがほぼ毎年道中で一息はいってラスト3ハロンの勝負になっています。過去5年で4回がこのようなラップになっています。例外の1回は2013年のサムソンズプライドが超スロー流れから逃げっきたケースですがこれは過去10年を見ても一度しか無いようなので確率的には例年と同じようなラップになると考えるのが良いのかなと思います。
以上のことから基本的にはラスト3ハロンでいい脚が使える馬が毎年好成績を残しているようです。あとは前に行く馬が全然いないとかなってくるとまたラップも変わってくるかもしれないのでメンバーが確定したらまたじっくり考えたいですね。
前回の父親と今回のラップをまとめてみて基本的にディープインパクト産駒(スピード系サンデー)が良く来るのがわかったのかと思います。しかし競馬はゴールするまで結果はわからないのでここで書いてあることはあくまで参考程度にしていただけたらと思います。基本的にここの記事ではデータをまとめているだけなのでそんなに参考になりませんがね。
話は変わりますが今日は名古屋で「かきつばた記念」が行われますね。馬券は買いませんがレースは見ようかなと思います。
〜あとがき〜
ここで出したラップデータはKLANという競馬情報サイトのものです。このサイトは有料と無料で分かれていますが無料でも過去のデータを見ることができるのでオススメです。
0 件のコメント:
コメントを投稿