2016年5月6日金曜日

NHKマイルCの展望〜血統編〜

日曜日に東京競馬場で行なわれるNHKマイルCの血統データを見ていきたいと思います。

NHKマイルCとは東京競馬場芝1600mで行なわれる3歳限定牡馬牝馬混合で行なわれるGⅠレースです。簡単にいうと3歳のマイル王を決めるレースになります。今年は3歳マイル界に主役がいない状態だったので微妙なレースになりそうでしたが桜花賞4着のメジャーエンブレムと皐月賞8着のロードクエストが参戦するということで注目度が急上昇しました。

メジャーエンブレムに関しては同じ舞台の東京芝1600mで行なわれたクイーンCで速いラップでレコード逃げ切りをした実績もありますし桜花賞での敗戦も糧となりここは勝負レースなのかなという感じになっています。

さてそんなNHKマイルCの過去の好走馬のデータを見ていきたいと思います。

まずは一番いい成績を残している種牡馬はディープインパクト、過去5年で1−1−1−4という成績を残しています。連対率は28.6%ですが単勝回収値が27ということで、基本的には人気のディープ産駒には要注意というところでしょうか。そんなディープ産駒の出走予定馬は・・・、

・ブランボヌール

意外にも1頭だけですね。

次に成績がよい種牡馬はクロフネ、過去5年で1−1−0−3という成績を残しています。連対率は40%で単勝回収値が128ということで人気が無いクロフネ産駒には注目です。そんなクロフネ産駒は何頭いるのでしょうか?

・該当馬なし

えっ!?と思いましたが今年はクロフネ産駒は出走ありません。

3番目に成績が良い種牡馬はダイワメジャー、過去5年で1−0−1−7という成績を残しています。勝率は11.1%で単勝回収値が41ということで人気があるダイワメジャー産駒には注目です。そんなダイワメジャー産駒は・・・、


・メジャーエンブレム
・ティソーナ

の2頭がいます。

その他の種牡馬ではスズカフェニックス、サクラバクシンオーが過去5年で1勝ずつ勝っていますが今回登録している産駒はいません。


ということで種牡馬データでは上記の3頭がピックアップされましたがファルコンSを勝って参戦してくるトウショウドラフタは種牡馬アンライバルトの初年度産駒だったりするので警戒が必要ですね。

種牡馬以外の血統の系統データとしてはサンデーサイレンス系はもちろん活躍馬が多いのですがヴァイスリージェント系・ストームバード系・ダンチヒ系・リファール系のノーザンダンサー系が割りと好走馬を出しています。

特に注目できるのは母父がノーザンダンサー系で父がサンデーサイレンス系が過去5年で2勝しています。今年の登録馬では・・・、

・メジャーエンブレム(父サンデーサイレンス系×母父サドラーズウェルズ系)
・ロードクエスト(父サンデーサイレンス系×母父ダンチヒ系)
・レインボーライン(父サンデーサイレンス系×母父ヴァイスリージェント系)
・エクラミレネール(父サンデーサイレンス系×母父リファール系)

以上の4頭がいます。この辺の系統のニックスも予想のファクターにいれてもおもしろいかもしれません。

過去には2013年のマイネルホウオウがこの配合で10番人気で1着に入っています。

父がサンデーサイレンス(ターントゥ系)×母父ノーザンダンサーのニックスは基本中の基本なのですがこのニックスは父と母父の位置が逆になってもNHKマイルCでは好走例があります。

・2014年2着タガノブルグ、父ヨハネスブルグ(ストームバード系)母父スペシャルウィーク(サンデーサイレンス系)
・2013年2着インパルスヒーロー、父クロフネ(ヴァイスリージェント系)母父サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)

という好走例もありますが今年はクロフネ産駒がいないということもあってこの配合の馬はいません。


血統データを見ていくと傾向は掴めそうですがそれが全てではなく馬それぞれの個性も重要だと思います。

だったらこんな記事を書くなよと思われるかもしれませんが予想のファクターに血統データを入れることは大切だと思うのでまとめてみました。ここから馬の個性や枠順、レース展開を考慮して予想していこうかと思います。

個人的にはメジャーエンブレムがどういった走りをするのかに注目したいです。


〜あとがき〜
ラップタイムについて調べましたがメジャーエンブレムが無理矢理にでも逃げるとするとクイーンカップのように0−200m以外のラップが12秒を切るということになりそうですね。ということでこういった逃げ馬がいるのでラップの考察は無駄かなと思いますのでやめておきます。

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