2016年5月2日月曜日

プリンシパルSの展望〜血統編〜

天皇賞も終わり今週は3歳馬の熱い戦いが続きます。

まずは日曜日にNHKマイルCが行われます。東京競馬場芝1600mで争われるマイル戦のG1レースです。当然盛り上がるのですが実は地味に土曜日のメインレースも盛り上がります。

土曜には東京でプリンシパルS、京都で京都新聞杯が行われます。この2つのレースは5月29日に行なわれる日本ダービーの最後の切符をかけて3歳馬が集まるレース。人間でいうところのオリンピック選考会的な位置づけなのかなと個人的には思っています。

東京のプリンシパルSは日本ダービーのトライアルレースなので1着に優先出走権が与えられます。優先出走権とは獲得賞金に関係なく日本ダービーに出走できるものです。逆に京都新聞杯に関してはトライアルレースにしてされていないのですがG2なので賞金を加算して日本ダービーに出走するぞ!という馬たちが集まりますね。

さて、今回はプリンシパルSの過去のデータからレースを展望していきたいと思います。

まず注目したのは血統面です。血統というのは父親、母親の家系から大まかにその馬の適性がわかるというもの・・・、なかなかいい例えが浮かびませんが、

・長嶋茂雄→長嶋一茂???
・安倍寛→安倍晋太郎→安倍晋三???

みたいなw、人間は一夫多妻制のように1人の父からたくさんの子供というのが日本では認められていないので上手く例えられませんが、血縁図のようなものです。

そんな血統に注目して過去のプリンシパルSをみてみると、過去5年で一番成績がよい父親はディープインパクト

4−1−0−11という成績を残しています。

過去5年で4勝なので相当相性が良いのでしょう。

続いて良いのがメイショウサムソン、

1−0−0−1という成績を残しています。しかし過去5年で2頭しか出走していないのでデータとしてはどうなのかなと思います。

その他ではディープと同じターントゥ系ではサムライハート、グラスワンダーが2着を1回ずつ。

ナスルーラ系統ではコンデュイット、チチカスデナンゴが2着1回ずつとなっていて割りとバラけていますが全体的に見るとディープインパクトのお陰かサンデーサイレンス系が大勢を占めていると思います。

そんなディープインパクト産駒ですが今年は何頭登録しているのかというと、

・オーダードリブン
・ゼーヴィント
・ピースマインド

以上の3頭。意外にも3頭しかいなのですね。

その他に個人的に注目しているのは今年の3歳馬が初年度産駒に当たるヴィクトワールピサ産駒。

今年からなのでプリンシパルSのデータはありませんがプリンシパルSと同じ条件で行なわれる東京芝2000mの1年の成績が、

1−4−0−4という成績を残しています。数は少ないのでデータとしては信頼できませんが9回走って5回は連対をしているのですよね。つまり連対率は55.6%です。

さらにヴィクトワールピサ産駒といえば今年の桜花賞をものすごい末脚で勝ったジュエラーがいます。あの末脚は東京でも通用しそうですよね。系統もディープインパクトと同じサンデーサイレンス系なので過去のデータはありませんが注目してみたいと思います。

ちなみにヴィクトワールピサ産駒の登録馬は、

・アジュールローズ
・スワーヴアーサー

以上の2頭が登録しています。とりあえず血統面はディープ産駒とヴィクトワールピサ産駒に注目して予想をしていこうかと思います。

〜あとがき〜

残念ながらプリンシパルSから日本ダービーを勝った馬はいませんが、ダンスインザダーク・サイレンススズカ・スピルバーグなどのG1馬が出ています。今年もそのような馬が排出されるとうれしいですね。

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