本日東京競馬場で行なわれたオークスのレース回顧をしていきます。
今日は快晴で日中の気温は30℃近くまで上がり競馬場にいた人たちはかなり暑かったのかなと思います。私は先々週のマイルCと先週のヴィクトリアマイルは東京競馬場に観戦にいったのですが流石に3週連続となると家族から冷ややかな目線で攻められてしまうので今週はインターバルとして競馬場に行かずに家でオークスを観戦していました。
3歳牝馬の熱い戦いおもしろかったですね。騎乗停止や制裁があったりするレースになってしまいましたがとても見応えのあったレースだったのかなと思います。
そんなオークスの結果は・・・、
1着・・・シンハライト◎
2着・・・チェッキーノ△
3着・・・ビッシュ(無印)
という結果になりました。馬券的には単勝と馬連(ともに1番人気)が当たりましたがレースの展望としては外れた部分が多くて反省しなくてはならないレースかなと思います。
まず展開ですがエンジェルフェイスが逃げると思いきやダンツペンダント、ゲッカコウがハナを主張していったのでハナを切れませんでしたね。ゲートが開いてからダンツペンダント、エンジェルフェイス、ゲッカコウが前にガンガン行ったのでペース的にはやや早い流れになったのかなと思います。レースの展望では例年通りスローになりそうだと考えていたのですが予想は外れてしまいました。
ペースが流れたことで先行勢は全滅で後方で脚をためていた馬たちの勝負になりました。
◯評価をしていたアドマヤリードですが4角回って16番手だったので後方からの追い込みがあるかと思ったら全くダメでしたね。当日馬体重がー8キロで404キロということでそこに敗因だったと思うので次戦以降は馬体重に注目しないといけませんね。
▲評価のアットザシーサイドに関しては4角で中団にから好位に進出、3着のビッシュの後ろにいたのですがそこからあまり伸びませんでしたね。これまでどんな展開でも終いは良い脚をつかっていたので今回は距離が長かったのかなと思います。もっとスローな流れになればもう少し見せ場は作れたのかなと思いますが、この感じだと2000mも怪しい感じがしますね。
△評価のデンコウアンジュですがここにきて−10キロの馬体重減での出走は完全にディスアドバンテージだったのではないでしょうか。直線で勝ち馬であるシンハライトに馬体をぶつけられ進路を妨害された不利が有りながらも脚色なんかは完全に劣っていたので不利がなくとも勝ち負けには届かなかったのかなと思います。
△評価のチェッキーノは4角外に回しての2着。シンハライトが内で閉じ込められていたなら完全に勝っていた競馬でした。まず好走した要因としてスローになりすぎなかったことがあげられると思います。個人的には人気過剰と思っていたのですが強かったです。シンハライトはウチをロス無く回って直線に入りましたがチェッキーノは先に述べたように外の回しました。このロスの差がなければ勝負はもっと拮抗していたのかなと思います。
最後に◎評価のシンハライト。スタートから位置を取りに行かずに内に残ってロス無く回る作戦でわりと後方に位置していたと思います。4角でも外に出さずに内に進路をとりました。
正直観ていて「これ出てこれるのか!?」と思いましたが、これは池添騎手が外に回るロスを捨ててインに残りったということで、言い換えると「勝負に徹した」という感じでしょうか。前が塞がったらしょうがないけど最後までロスなく回って直線にかけようとしたのかなと個人的には察しました。
しかし最後の直線はなかなか前が開かずに半ば強引に前をこじ開けてから素晴らしい脚で前にいた馬たちをごぼう抜きしました。
揉まれてながら無理に進路をこじ開けられる勝負根性、前が開いてからのギアチェンジの速さは流石だなと思いました。シンハライトに関しては考察どおりの乗り方で能力だったと思います。
ただこの騎乗で池添騎手は騎乗停止のペナルティを受けます。強引に進路をとった時にデンコウアンジュに激突して進路を塞いでしまったからです。こういった騎乗には賛否両論あると思いますがこういった事例ではJRAがあまり降着にしないルールにしたのでこれは池添騎手を批判するのではなく批判するならJRAを批判するべきなのかなと個人的には思います。確かに乱暴で落馬事故の危険もありましたが強引ポディションを取りにいったことでシンハライトは勝てたし陣営にはG1勝利をもたらすことが出来た。これが事実なんですよね。池添騎手は勝負にいっていたのかなと思います。
しかしこのようなことが続くとG1は別の意味で荒れるレースが多くなりファンとしては残念な気持ちになることが多くなると思います。
過去にも池添騎手と言えばジャパンカップでオルフェーヴルに騎乗した際に、ジェンティルドンナ(岩田騎手)に馬体を思いっきりぶつけられ不利を受けて2着に負けたことがありましたね。この降着なしにはレース後のインタビューで「納得がいかない」的なコメントを残していたと思います。
今回のような激しくポディションを取りに行って激突してから進路が狭くなったぐらいではよっぽどのことが無いと降着にならないのかなと思います。その辺の細かい事情は素人なのでよくわかりませんが、もしこれで落馬事故が起きて重傷者や馬が怪我をするようなことが起きたらどうなるのでしょうか?ファンとしてはものすごく後味が悪いレースになってしまいますしファンも離れてしまうような気がします。
もう少しバランスのとれたルールならいいのですがそれも難しそうですね。今後はそういったポディション争いやパトロールビデオなどをよく確認してもっと競馬を勉強していこうかなと思います。
〜あとがき〜
来週はいよいよ日本ダービー。平日仕事が身に入らない一週間の始まりですね。
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