2018年4月20日金曜日

2018年福島牝馬Sの注目馬…。

皐月賞が終わり春の中山開催が終了しました。

今年のクラシックは牡馬牝馬共に新種牡馬産駒が勝つという結果となり、競馬の時代の流れを感じました。ダービー、オークスはどのような馬が勝つのがとても楽しみですね。

さて、今週から個人的に大好きな東京開催が始まります。
G1のレースは今週はお休みですが、オークストライアルのフローラS、安田記念前哨戦になるマイラーズカップ、福島競馬場では福島牝馬Sが行われます。

今回は福島牝馬Sの注目馬についてまとめていこうと思います。

・出走登録メンバー



この中から注目している馬をピックアップしていきます。


・カワキタエンカ



父ディープインパクト✕母カワキタラブポップ・母父クロフネという血統です。5代目までにインブリードはないアウトブリードとなっています。
母父クロフネで母母父にミスプロ系のフォーティーナイナーが入っていて、母方は完全にダートが向くパワー血統、そこにディープインパクトの血が入りスピードを補充しているような血統ですね。
血統構成が似ているのは他にステファノスがいます。ステファノスもディープ産駒で母父クロフネで母母父がシーキングザゴールド(ミスプロ系)となっていて実際に母母ゴールドティアラは南部杯を勝っているダート系です。

当然パワーがあるので重馬場が得意。前走の中山牝馬Sは稍重馬場の恩恵もあって逃げ切りました。基本的には同型の逃げ馬がいなくてスローで逃げることができれば好走するタイプですね。

当日は枠順と馬場状態でカワキタエンカが好走できるかが決まってくるのかなと思います。


・トーセンビクトリー


父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー、母父サンデーサイレンス。競馬ファンなら全部聞いたことがある名前が並ぶ良血馬。
血統構成的にもヌレイエフの3✕4(奇跡の血量)ノーザンダンサーの4✕5のインブリードがあり、そこそこ血が濃い構成となっています。

ヌレイエフのクロスといえば最近では桜花賞を異次元の末脚で差し切ったアーモンドアイ(ヌレイエフ3✕5)が有名でとてもスピード能力を伝える血と言われています。

兄弟たちも有名で重賞を勝っている馬が多いです。しかし超良血の割には兄弟も含めてG1をまだ勝っていないですよね。
混合戦の重賞でも好走しているので、牝馬限定別定であれば好勝負をするのではないでしょうか。

ただ福島1800mは血統的に見るとキングカメハメハ産駒は成績が良くないのでそこもしっかりと考えて予想をしたいと思います。


・レイホーロマンス


父ハービンジャー、母スズカローラン、母父サンデーサイレンス。インブリードはノーザンダンサーの5✕5が入っています。
母方の方の近親に高松宮記念を勝ったスズカフェニックスがいます。サドラーズウェルズの全弟のフェアリーキングが入っているのが特徴で、フェアリーキングはサドラーズウェルズと違って日本に適応できるスピードを伝えると言われています。
母母父がシアトルスルーということで有名馬でだとエルコンドルパサーも母母父がシアトルスルーですね。芝もダートもいける素晴らしい血だと思います。

実績的にはレイホーロマンスは中央デビューから未勝利で地方へ転厩後、地方から中央へ出戻り、そこから500万、1000万と勝ち上がり、今年に入ってからは愛知杯2着→中山牝馬S3着と急激に力をつけています。ただ、愛知杯も中山牝馬Sもハンデに恵まれていた所もあり、ハービンジャーは成長力があるイメージはないのでこの別定戦で真価が問われるのかなと思います。


とりあえず有力と思われる3頭についてまとめてみました。

福島牝馬Sはそこそこ荒れるレースなのでしっかり検討したいと思います。


〜あとがき〜
カワキタエンカは恐らく1番人気なので買いにくいのですが、他に逃げそうな馬がサルサディオーネくらいしかいないので楽に逃げてしまいそう…。

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